変数って何でしょう?
変数はプログラムでとても重要なものです。変数が無ければプログラムでない、と言ってもいいぐらいです。
この記事では変数について分かりやすく説明します。
プログラミングにおいて「変数」とはデータを格納する箱のようなものです。
プログラムが実行されている間、変数にはデータを入れたり出したりして使います。
箱には名前を付けることができます、例えば「得点」という名前をつけます。
この名前のことを変数名といいます。
ゲームの進行とともに「得点」は変化するので、変数という箱に入れて記憶します。
変数の作り方
変数を作るには「変数」ブロックの「変数を作る」をクリックします。
変数名を入力します。
変数名は名前から役割が連想できる名前をつけます。
例えば、ゲームの場合、「得点」という変数名を付けます。
新しい変数を作る時に2種類の分類を選びます。
「すべてのスプライト用」:すべてのスプライトが共通で使用できる変数です。
「このスプライトのみ」:このスプライトでのみ使用することができ、他のスプライトからは使用できません。
例えばサッカーゲームの場合、
「残り時間」はすべてのスプライトで共通にします。
「体力」は同じ変数名でもスプライトごとに異なる値を持つことができます。
「このスプライトのみ」変数はスプライトごとに作成する必要があります。
変数を使うときは必ず初期化を行います。
初期化とはプログラムが始まった時の値です。
初期化を行わなければ、変数の値は不定値といってどんな値になっているかわかりません。
スクラッチの場合、初期化を行わなければ前回の実行結果が残っています。
変数の横のチェックボックスにチェックを入れると実行画面に変数が表示されます。
「表示する」「隠す」ブロックでも表示を切り替えることができます。
リストの作り方、使い方
例えば「持ち物」を変数として記録したいときにどうしましょう?
持ち物はたくさんあります、「持ち物1」「持ち物2」「持ち物3」…としますか?
これではプログラムが大変なことになります。
そこでリストを作ります。
リストは似たようなグループの値をまとめて管理できます。
たくさん並んだ引き出しに例えることができます。
引き出しにはインデックスといって1番から順番に番号がついています。
リスト「持ち物」
1.水
2.地図
3.手袋
4.お金
という具合に、順番に並べていくことができます。
リストの作りかたです。
変数と同じように名前をつけて作ります。
リストから値を取り出すには、「何番目」ブロックで指定します。
今回は変数とリストについて解説しました。
実際の使い方はゲームを作りながら学んでいきましょう。
コメント